留学の種類
中学・高校
個性豊かな国際人への第一歩
多民族・多文化国家のオーストラリアは、ユニークかつ理想的なコスモポリタン社会を形成しており、そこで生活するだけで、多様な価値観が学べ、グローバルな視点で考え行動できる国際人としての資質を養うことができます。
国際化が加速度的に進む現在、英語力はもちろん、様々な文化や価値観を理解する能力が強く求められています。感受性豊かな10代での海外生活体験は、こうした能力を大きく育てることにつながります。
英語を母国語とするオーストラリアは、生きた英語の習得にも最高の環境であると同時に、治安が良いので子供にとっても安全で暮らしやすい快適な生活環境といえます。学校教育の場でも、個性を生かす柔軟で実践的なカリキュラムが用意されており、最新の教育設備を完備した優れた学習環境の中で、子どもたちは自分自身で考え、自分の資質を育みながらのびのびと学校生活を楽しんでいます。もちろん、留学生に対するサポート体制も万全なので、安心して楽しい留学生活が送れるでしょう。
- 学校生活の特徴
- オーストラリアの学校システム
- 学校の種類
- 学校生活の特徴
- 学習科目/学期/スクールカレンダー/制服・教科書・給食
- 英語のトレーニング
- 交換留学/短期留学プログラム
- 入学要件/留学費用/申し込み手続き
- 滞在施設・留学生サポート・ガーディアン(保護責任者)について
- 卒業後の進学オプション
- 関連ホームページ
学校生活の特徴
オーストラリア政府の国家指針に基づく学校教育政策では、特に「識字力と数学」および「科学と情報技術」に力を入れ、土台となる読解力にくわえ数学的、科学的な論理性を養い、コンピューターやマルチメディア機器を使用して、徹底したIT教育が行われています。また、早い時期から社会性や責任感を身につけ職業意識を高めるために、学校教育の一環として職業キャリア教育が取り入れられています。さらに、移民国家ならではの実践的な国際理解教育が行われており、海外との交流も盛んで、日本の学校との姉妹校提携も600以にのぼります。
オーストラリアの学校システム
オーストラリアの初等・中等教育(小学校から高校)は12年制ですが、日本のような6・3・3制ではなく、州によって異るシステムを持っています。通常、準備学級(Preparatory Year)を経て、1年生から6年生(または7年生)までが小学校、7年生(または8年生)から中学・高校に入学し、12年生までが学校教育となっています。中学・高校は一貫教育で、セカンダリースクール(Secondary School)またはハイスクール(High School)と呼ばれています。
義務教育期間は学年ではなく6歳から15歳(タスマニアのみ16歳)までと年齢で定められており、一般的には10年生で義務教育を修了します。10年生を終えた時点で進学できる専門学校のコースもありますが、一般的に大学や専門学校への進学希望者は11・12年生に進み、将来進む道を考慮して専門分野に沿った選択科目を履修します。
大学入学にあたっては日本のような受験制度はありませんが、12年生終了前に各州の「統一高等学校資格試験」を受けた上で、その点数及び学業成績に応じて入学できる大学およびコースが決まります。
学校教育システム
- Preparatory Year 準備学級
- Primary School 小学校
- Junior Secondary School 中学校
- Senior Secondary School 高校 11-12学年
学校の種類
州立(公立)と私立があり、州立校が約7割を占めます。州立校はほとんどが共学ですが、私立校の約3分の1は男女別学です。州立校は基本的に無宗教ですが、私立校の多くはキリスト教などの宗教系です。ほとんどの学校が、生徒の個性を伸ばす特色のある教育を推進しており、近年、音楽・芸術、数学・科学、スポーツなどの特別専攻コースを併設する学校も増えています。また、高校卒業後に海外で進学を考える学生を対象にした「国際バカロレア」コースを実施する学校もあります。
*国際バカロレア IB:International Baccalaureate世界の120を超える国々で認められている国際的な大学進学資格。日本でも260以上の大学が認定。
学校生活の特徴
クラスの生徒数は平均20~30人で、授業は、通常約15分間のホームルームの後、午前9時ごろに始まり午後3時から3時半ごろに終わります。放課後は必修のクラブ活動や清掃義務などはなく、スポーツや習い事をしたり、友達や家族と自由に過ごします。ただし、高学年に進むほど宿題の量が増え、特に進学を目ざす11、12年生は、放課後も熱心に勉強に励んでいます。
学校や地域コミュニティーには、学習センターや芸術・スポーツ施設が整っており、他校や地域コミュニティーとの協力のもと、さまざまな文化・スポーツ活動が行われています。スポーツは、水泳、テニス、ラグビー、フットボール、バスケットボール、バレーボール、クリケットなどが盛んで、地域や学校対抗などの試合も行われます。また、学期中には、スポーツデー、社会見学、キャンプなど様々な行事がありますが、学期と学期の間の休みには、基本的に学校行事はなく、宿題も登校日もないので、日本に一時帰国をしたり自由に過ごすことができます。
学習科目/学期/スクールカレンダー/制服・教科書・給食
オーストラリアの学校は、4学期制(タスマニアのみ3学期制)で週休2日制です。1月末(または2月初め)から1学期が始まり12月中頃に4学期が終了します。各学期は、約10週間で学期間には2~3週間の休みがあり、12月から1月にかけて約6週間の夏期休暇があります。
学習科目
オーストラリアの学校では、生徒のスキルや興味を満たすために、多様な科目が取り入れられています。学習科目には、国語(英語)、数学、社会、科学、環境学、外国語、コンピューター、保健体育、技術、家庭科、音楽、芸術、演劇などがあります。また、多文化・多民族国家として、様々な外国語が教えられています。特に日本語は最も人気の高い外国語で、多くの学校が取り入れいます。将来の就職をふまえた実用的な科目も多く、希望に応じてワークエクスペリエンス(職業実習)の機会も手配されます。
11・12年生では、各自がその後の進路に合わせ、将来的に専攻したい分野に関連した必要科目を選択します。用意されている選択科目は、学校によって異なります。また、専門学校と協力・連携体制をとっている学校も多く、在学中に専門学校資格であるサーティフィケート1あるいは2の取得も可能です。
選択科目の参考例
| ビジネス系 | 法学・経済学・ビジネス学・会計 |
|---|---|
| 科学系 | 化学・物理・生物・農業・数学 |
| デザイン系 | 建築・インテリアデザイン・ビジュアルデザイン |
| 工学系 | 工学・エレクトロニクス技術・情報科学(コンピューター) |
| 人文系 | 環境学・地理・歴史・社会学・アボリジニ(先住民)学 |
| 芸術系 | 宗教音楽・芸術・演劇・ダンス |
| 家政系 | 家政学・栄養学・服飾デザイン・保育 |
| 国語(英語) | 英語・英文学 |
| 外国語 | 日本語・中国語・韓国語・インドネシア語・ベトナム語・フランス語・ イタリア語・スペイン語・ドイツ語・ロシア語・ポーランド語・チェコ語・クロアチア語・セルビア語・ラテン語・ギリシア語・アラビア語など |
| その他 | 保健・スポーツ・観光・ホスピタリティー |
学期/スクールカレンダー
オーストラリアの学校は、4学期制(タスマニアのみ3学期制)で、完全週休2日です。学年は、1月末(または2月初め)から始まり、12月中ごろに終了します。各学期は約10週間で、学期と学期の間に2~3週間の休みがあり、学年末の12月から1月にかけて約6週間の長い夏休みがあります。
2009年カレンダー(州立校)はこちら
2008年カレンダー(州立校)はこちら
制服・教科書・給食
オーストラリアの学校は、制服のあるところが多く、学校もしくは学校指定の店で購入します。一方、教科書は貸与されるのが一般的で、入学の際に借りる手続きをして、コース修了の際に返却します。もちろん必要に応じて購入することもできます。給食は無いので、ランチやおやつを持参するか学食や売店を利用します。
英語のトレーニング
授業についていくための英語力を身につけるため、一般クラスに入る前に、まず学校付属の英語コース、または学校に指定された英語学校の進学・編入準備コースでトレーニングを受けることができます。このコースは、集中的に英語力を高めることを目標に、学校生活にできるだけスムーズに対応できるよう、さまざまな指導をします。期間は各人の英語力次第ですが、通常半年から1年で、次の学期の初めから一般クラスに編入します。また、編入後も、英語のトレーニングやサポートが受けられます。
交換留学/短期留学プログラム
現地での卒業を目指す中学・高校留学の他に、日本の学校に在籍しながら海外体験ができる「交換留学」や「短期留学プログラム(Study Abroad Program)」、「研修旅行」などがあります。
「交換留学」に関しては、プログラムを実施している日本の学校や留学支援団体の規定によって異なるので、実施団体に直接問い合わせてください。
「短期留学プログラム(Study Abroad Program)」は、日本の学校に在籍しながら、交換留学制度に乗らず個人的に、3ヶ月から1年間(1学期から4学期)留学できるプログラムで、オーストラリアの多くの学校が実施してます。近年、留学期間中に取得した単位を認定する日本の学校も増えてきています。
また、日本の春・夏休みなどを利用して参加できる「研修旅行」は、生きた英語にふれ、オーストラリアの生活や学校の様子を知るうえで貴重な体験となります。目的に応じ、英語学習に加え現地の学校体験とキャンプなどの自然体験や社会見学などを組み合わせたプログラムをフレキシブルに取り組むことができます。
入学要件/留学費用/申込み手続き
入学要件
基本的に、学業成績と英語力のレベルが入学の条件となります。(特別専攻コースを希望する場合は別途試験が課される場合もあります。)学業成績は、通常5段階評価で平均3以上が必要です。英語力が充分でない場合は、学校の指示に従って、まずは集中的に英語トレーニングを受けます。(上記参照)
留学費用
学費は、各州や各学校また期間等によって異なりますが年間$8,500~$20,000(70~170万円)を目安にするとよいでしょう。(換算レート 豪$1 = 85円)また、留学全体の費用は、学費のほかに、以下のような項目について大まかな予算を考慮しておく必要があります。
- 入学申込金(手数料)
- 生活費・雑費
- 宿泊費(ホームステイ・寮)
- 留学生健康保険やその他の保険料
- 教科書・制服代
入学申し込み手続き
留学先が州立校の場合は州政府教育省に、私立校の場合は志望校に直接申し込みます。州政府教育省および私立校の多くは特定の「留学支援団体(留学エージェント)」と提携しているので、入学手続きの代行を依頼することもできます。学校は、必ず政府登録校を選んでください。政府登録校の情報や検索などに関する詳細は、当機構発行の「留学までの手続き」をご参照下さい。
滞在施設・留学生サポート・ガーディアン(保護責任者)について
滞在施設・ステイ先
滞在先は、学校が責任を持って手配します。州立校はホームステイが一般的で、私立校には寮が完備されている場合もあります。ホームステイは、オーストラリア人の家族と共に暮らしながら生活体験ができるので、英語やライフスタイルに早く慣れることができ、家族の一員として暖かい生活を送ることができます。ステイ先は州政府や学校によって厳選された家庭なので安心です。
学習・生活のサポート
各学校には、科目の選択や進路指導をはじめ、留学生活全般にわたり生徒の相談に応じるサポートシステムが充実しています。留学生ができるだけ早く新しい環境に慣れるよう様々なプログラムが用意されており、生徒が不安や問題を抱くことがあっても、担当教員やカウンセラーが親身に対応してくれます。
ガーディアン(保護責任者)
18歳以下の未成年が、両親のもとを離れて中学・高校留学をする場合、現地に住むガーディアン(保護責任者)の指定を求められます。ガーディアンは、生徒と定期的に接しながら、学校やホームステイ先および父母との連絡役となり、面談や行事などに父母代理として出席します。もし、親戚や知人がいない場合には、学校側がガーディアンを手配することも可能です。
卒業後の進学オプション
オーストラリアの大学への進学希望者は12年生終了前に各州の「統一高等学校資格試験」を受け高校修了資格を得た上で、その点数と学業成績などが総合的に評価され、大学の合否が決定します。留学生で、総合評価が大学進学レベルに満たない場合は、各大学や大学の提携教育機関が実施している約1年間の「大学進学準備課程」に進み、コース修了後に大学の本課程に進学することもできます。
オーストラリア以外の海外の大学に進学を希望する学生は、「国際バカロレア」コースを併設する高校で国際バカロレア・ディプロマ(IBDiploma)を取得することによって、海外の主な大学に出願することができます。
また、日本の大学への進学を希望する場合は、海外の高校で学んだ生徒を対象とした「帰国生入試」、留学経験や語学力など得意分野をアピールできる「推薦入試」や「AO入試(アドミッション・オフィス入試)」での受験も可能です。入試形態、出願条件、受験時期等は大学により異なりますので、各大学の入試情報を早めに確認しましょう。



